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グラン・パレ

ホテルフォションからシャンゼリゼ通りを歩きながら15分。グラン・パレはガラスと鉄の外観に一目でそれとわかります。いつも何かしらの興味深いイベントが開催されています。例年の国際コンテンポラリーアート・フェアを始め、様々なエクスポジションや科学に焦点を当てた展示なども。

ペディメントに「共和国がフランス芸術の栄光に捧げるモニュメント」と記されているように、グラン・パレは芸術的イベントをパリで開催するため建設されました。

グラン・パレはパリを代表する建築物のひとつです。ドゥグラーヌ、ルーヴェ、トマ、ジローの4人の建築家の合作で、完成は1900年。万国博覧会がこけら落としでした。目を引くのがその屋根の形状。ガラスと鉄のクーポールがパリの街並みに異彩を放っています。てっぺんにはいつもフランス国旗がはためいています。一度存続の危機にあったこともあります。1960年代のこと、あのコルビュジエが当時の文化大臣アンドレ・マルローの依頼を受け、石、鉄、ガラスでできたこの建物を壊して新しく20世紀美術館を建てるという計画が持ち上がったのです。しかし、1965年8月27日のコルビュジエの死で計画は頓挫。2000年11月、グラン・パレは歴史建造物の指定を受け、以来存続危機の憂き目を見ることもなくなりました。

グラン・パレの内部は、ネフ、ギャラリーナショナル、パレ・ド・ラ・デクーヴェルトの3つのスペースに分かれています。
身廊と訳せるネフは長さ240メートル。国際コンテンポラリーアート・フェアのような国家・国際レベルの大規模で、分野も乗馬、近代芸術、祭り、演劇など多岐にわたる様々なイベントが開催されます。イベントの規模だけでなく、作品自体が大規模な展示でも注目されています。2008年にリシャール・セラ、2012年にはダニエル・ビュラン、2011年アニッシュ・カプール、2016年ホアン・ヨン・ピンなど現役で活躍するアーティスト選ばれています。ギャラリーナショナルではピカソ、ホッパー、ルノワールや、2014年の北斎など、芸術史に名を刻む巨匠たちの企画展など。隔年開催のアンティークフェアも日本では近年話題になっています(偶数年9月)。パレ・ド・ラ・デクーヴェルトはミュージアムと同時に科学に焦点を当てた文化センターとして機能しています。

ヨーロッパ最大のガラス天井をもつ建物は歴史建造物に指定されています。

建築スタイルの特異性もさることながら、企画される催しでもグラン・パレはパリでもっともホットな情報発信地としていつも賑わっています。

人気の企画展は行列が恒例ですが、入場券は事前に入手できます。

ホテルフォションではグラン・パレをガイドと共に訪れるプライベート・ビジットをご提案しています。詳しくはゲストリレーションズまで。