フォーブール・サン-トノレ通り

ニューヨーク五番街と姉妹提携をしているフォーブール・サン-トノレ通り。大使館、邸宅、アートギャラリーなどと並んで、綺羅星のごとく世界的なブランドのブティックが軒を連ね、パリでも最高級ショッピングゾーンとして不動の位置を保っています。

中世に誕生したこの通りは、セーヌ川と村はずれのサン-トノレ教会を結んでいました。フォーブールは村の外側という意味です。
17世紀終わりごろから、この界隈は急速な発展を遂げます。富を築いた金融業者らがその象徴ともいうべき邸宅を構えたのです。通りの南側、並行するガブリエリ通りに挟まれた区画には現在もそうした建物が残っています。前世紀始めごろからすでに、通りの北側と南側の様子は大きく異なっていました。南側には高い塀に囲まれ、中庭で道路と隔絶された個人の大邸宅が立ち並んでいました。さらにシャンゼリゼ通りとの間に横たわる緑地ゾーンに隣接しているという好立地が富裕層の屋敷にはぴったりの条件を提供していました。一方で北側はあまり豪華ではなく、それでも1階には向かい側の邸宅に住む人々のための高級品を扱う商店が集まりました。こうして高級ブティック街としてのフォーブール・サン-トノレ通りが誕生したのです。

コンコルド広場につながるロワイヤル通りを起点に、凱旋門に近いテルヌ広場までの2070メートルがフォーブール・サン-トノレ通り。

この通りにはフランスのブルジョワ階級の生活の残照が今も色濃く残っています。

道筋でぜひ注目したい建物を挙げるとすれば、まず55番地のエリゼ宮。フランス大統領官邸です。向かい側には内務省。41番地はアメリカ大使館。39番地はイギリス大使館。ところどころにアートギャラリーも。
高級ブティックやオートクチュールのメゾンも多くが店を構えています。46番地にディオール、38番地にサン・ローラン、30番地にゴルチエ、24番地にエルメス、21番地にシャネル、11番地にカリタ…はほんの一部。

ホテルフォションでは、ご希望のブティックでのプライベート・ショッピングをご提案しています。詳しくはゲストリレーションズまで。