コンコルド広場

ホテルを出てロワイヤル通りを5分ほど進むと、目の前に広がるのが10ヘクタールもの面積でパリで一番大きなコンコルド広場です。

コンコルド広場でまず見るべきは、中央に君臨する広場のシンボル・オベリスクと、ロワイヤル通りを挟む位置で睨みを利かせているかのような2棟の歴史建造物。

広場から見て右側がオテル・ド・ラ・マリーヌ(最近まで海軍省-がありました)。左側がオテル・ド・ラ・モネ(かつての造幣局)で、現在オテル・ド・クリヨンです。オベリスクの南北にそれぞれ一つずつ、フォンテーヌ(噴水)が水を湛えています。いずれもジャック=イグナス・イットルフ作で、海の泉と川の泉と呼ばれています。ギリシャ・ファッションに身を包んで冠を頂くちょっとぽっちゃり系の8体の銅像は、フランスを代表する8つの町を具象化しています。

1772年に建設された広場は当初ルイ15世広場と呼ばれていました。以後何度も姿を変え、呼び名も変わりました。都市計画の観点からすると、啓蒙の時代と呼ばれた18世紀が最も重要な時期でした。フランスらしさの原点がこの時代にあると言えます。例えばアンジュ=ジャック・ガブリエルなどの建築やエドメ・ブーシャルドンの彫刻等に見られる新古典主義は18世紀中ごろに生まれたものです。歴史的な一大イベントの多くがここで繰り広げられました。フランス革命でフランス国王ルイ16世と王妃マリー・アントワネットがギロチンに掛けられ処刑されたのもこの広場でした。

オベリスクは5000年以上も前のものです。1831年、エジプト王からフランスにプレゼントされ、ルクソールからはるばるパリまでやってきました。1998年、最上部にピラミディオンと呼ばれる黄金の帽子が被せられました。

コンコルド広場の真ん中、オベリスクの近くに立ってシャンゼリゼ通りの方を眺めると、一直線上に凱旋門と遥か彼方にデファンス地区の新凱旋門(門の形をした高層ビル)まで見通すことができます。