シャンゼリゼ大通り

ホテルから出てのんびり10分も歩けば、いつの間にかシャンゼリゼ大通りの人並に紛れ込んでいます。パリの人々がシャンゼリゼまたはただ単にレシャンと言えばこの通りのこと。その語源はエリゼ神の園です。くしくも世界一美しい街路となった街並みにもっともふさわしい呼び名です。

「世界で一番美しい街路」はもちろんたっぷりと時間を取ってそぞろ歩きする価値ありです。

幅70メートル、長さ2キロの街並みは、いつもおしゃれなパリジャンや観光客で賑わっています。

ルーヴル美術館のピラミッドから新都心ラ・デファンスのグランド・アルシュ(新凱旋門と呼ばれる高層ビル)は一直線上にあり、その中でもコンコルド広場から凱旋門までのシャンゼリゼは美しさと活気の点でも一番の観光スポットです。1667年のこと、チュイルリー公園の設計を任されたアンドレ・ル・ノートルがこの一直線構想を実現しました。

両側に整備された緑地帯、レストラン、映画館、高級ブランド店などが続きます。どの店もたいていは日曜日も営業しています。

20世紀に入ってシャンゼリゼの様相は一変します。パリの華やかな日常のすべてがここに集約されます。美しい側道や公園に縁取りされた大通りでは毎年多くのイベントが行われます。7月14日のパリ祭(革命記念日)のパレード、ツール・ド・フランスのゴール、クリスマスのイルミネーションなど…

ホテルからのシャンゼリゼ散歩、その終点は凱旋門です。ナポレオンの依頼でを受けた建築家ジャン=フランソワ・シャルグランにより、アウステルリッツ戦勝に貢献したナポレオン軍の栄誉を称える門として1806年から1836年にかけて建設されたものです。1920年11月からは無名戦士の墓となっています。内部に入ることもでき、地下には建設当時の様子が分かる展示、階段を上ればパリの絶景が展開されます。

道筋にはグラン・パレ、プティ・パレ、そしてパレ・ド・ラ・デクーヴェルトと、3つの美術館があります。また凱旋門とは逆の終着点にはコンコルド広場とチュイルリー公園。パリの活気を肌で感じながらのんびりと散歩を。